『芳垣安洋さんとのライブ』
芳垣安洋さんと太田恵資さんと三人で音金ライブ。
芳垣安洋さんとは本当に久方ぶりの演奏。
お盆だというのに、お客さまは開演前からたくさんご来場、
お客さまのざわめき。
開演一曲めは、私のソロ演奏。
最初から気持ちが入る。
二曲めから三人の演奏。
芳垣さんのパーカッションの生音が、すごい音圧で胸に響く。心が揺れる。
太田さんのヴァイオリンで色づけられた空間を、芳垣さんのリズムが刻んでゆく。
もうなんだか意識が遠のく。時間の感覚が無くなる。もうどうなってもいい。
曲が終わると、鳴り止まない拍手で我に帰る。
30年前のときめいた、あの感覚を思い出す。
まだ関西在住だった芳垣さんと、ベースの沢田さんの三人で、
『佐藤通弘スーパーユニット』と称して東京横浜、関西のライブハウズをまわった。
津軽三味線という既成観念に囚われず、心におもむくままに音を繰り出す。
その時に得られる、何ものにも囚われね自由な解放感に酔いしれた。
そうだ、この感覚だ。ライブ演奏一回一回が、この感覚だった。
音楽は心を解き放ち、自由を得ることだなんだ。
もう、何も恐いものは無かった。
曲間のMCで、芳垣さんと30年前のスーパーユニットの話しをする。
長い年月を経ても変わらないスピリッツを、お互い感じていた。
私が長い間三味線演奏を続けているうちに、忘れかけていたこの感覚。
思い出させてもらった一夜だった。
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コメント
音金のライブ、拝見いたしました!
ガツンと来ました!
エネルギーがぶつかり合う素敵な演奏でしたね♪♪
投稿: Hanna | 2012年8月22日 (水) 01時01分
ライブ本当に盛り上がりましたね。
ありがとうございました。
投稿: michihiro | 2012年8月23日 (木) 13時28分