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2011年12月28日 (水)

『右足闘病記』

11月11日 広島オーティス
 
111100
 
今年のオーティスのお客さんも、すごい集中力。
まるでコンサートのようだ。
演奏に気が入る。
夜半から、何やら右足の甲が少し痛み出した。
かまわず眠る。

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11月12日 近江八幡酒遊館

朝広島駅に着くと、新幹線が止まっていた。
岩国駅での信号機トラブル。
お昼ごろ動き出した新幹線にとりあえず飛び乗る。
岡山駅で早い方の新幹線に急ぎ乗り換える。
足が痛いなんて言ってられない。
三味線と荷物を両手に持ちながら、ぴょんぴょん
飛ぶようにビッコをひきながら乗り換える。
近江八幡の酒遊館には開場一時間前に着けた。
バタバタと、リハーサルや着替えなどの準備をしていたらもう開演。
今晩も気を入れて演奏。
そのまま楽しい打ち上げ。
足の甲がけっこう痛いのに気がついたのは、ホテルに着いてから。
痛さで、眠るのに時間がかかった。
 
111200
 
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11月13日 大阪山本亭

山本亭は、元会社の社長さん宅を落語や音楽のライブに
開放しているところ。 二間続きの畳の部屋がライブ会場。
なんか暖かい雰囲気。
昔の津軽の芸人達も、こんな感じで演奏していたのかなと思う。
打ち上げ会も暖かい。皆さん家族みたいな雰囲気。
演奏が終わると、足が痛いことを思い出す。

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11月18日 町田モコモコ

旅から帰ってからも、右足の甲の痛みは続いている。
ずっと足の甲をかばってたくさん歩いたせいか、
昨夜からは右膝も痛くなってきた。
膝が曲がらないので、車の運転も出来ない。
お弟子さんに運転してもらって、松葉杖を突いて会場入り。
演奏が始まると、足のことは忘れてガンガン演奏。
演奏が終わると、美味しいモコモコのカレーで打ち上げ。
この夜中から激痛高熱地獄が始まることも知らず、
みんなと食べるカレー打ち上げ、なんかとても楽しかった。

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11月19日 帝国ホテル

今日は通芳と2人で帝国ホテルで演奏の予定。
昨夜半からの膝の激痛。熱は40度近い。
とても起き上がることは出来ない。
通芳とお弟子さんで演奏に行ってもらった。
膝を少しでも曲げると激痛。
膝下に枕を置いて、角度を変えないようにする。
トイレだけはどうしても自力で行きたい。
少しずつ少しずつ、這うようにしてトイレに行く。
行くだけで、30分かかる。
少し足をぶつけて、痛さのあまりに気を失いかけた。
たまらず鎮痛解熱藥を飲む。
長く効くはずの薬も、一時間ぐらいしか効かない。
その一時間が、ささやかな楽園。
夜は布団を何枚かけても寒くて寒くて、ガタガタ震え続けた。

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11月28日
 
あれから40度近い熱が3日続いた後、
39度38度微熱と、少しずつ熱は下がってきた。
熱は下がったが、右足の甲と膝のはれと痛みは変わらず。
松葉杖でトイレまで行くのがやっと。
22日の音金ライブも行けなかった。

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11月30日 成田商工会議所

日々、足のはれや痛みは変わらない。
今日は思いきって成田商工会議所に、成田弦まつりの
代表者会議に行くことにした。
成田商工会議所はエレベーターがない。駐車場から二階まで階段だ。
二本の松葉杖と左足で一段一段のぼって行く。
五段のぼると休む。息があがる。
会議室では特別高い椅子をさがしてもらった。何せ右膝が曲がらないから。
久し振りに皆さんと話をして、とてもうれしかった。いっ時、足のことを忘れる。
帰りの階段は、副会頭におんぶしてもらって降りた。

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12月1日

夜中から、激しい痛みが襲ってきた。とても寝ていられない。
やっぱりまだリハビリには早すぎたんだ。
くやしい!
いったいいつまでこの痛みを我慢すれば治るのか。
お医者さんで検査しても、病名すらわからない。
明け方の薄暗い天井を見ながら、一人涙をこらえて歯をくいしばる。

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12月4日 いわきアリオス大ホール

今日は福島県いわき市のアリオス大ホールでの復興イベントコンサート。
私の代わりに通芳が行った。
私の演奏を聞きに来てくださるはずだったお客さまには勿論、
スタッフの皆さんにも、大変申し訳なく。
ただただ謝るばかり。
でも一人明るいやつがいる。
『え!アリオス大ホールで一人で演奏
好きな曲ひいていいの?』
通芳はノリノリでいわきに行った。
嘘でもいいから『お父さん大丈夫?』の
一言ぐらい言って行けばいいじゃないか。

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12月13日

右足のはれと痛みは相変わらず。
今日の演奏も、通芳に代わってもらった。
申し訳ない。
すみません。
中村勘三郎さんのドキュメンタリー『涙の復帰スペシャル』のDVDを見る。
勘三郎さんが顔をゆがめてリハビリをしている。
体が思うようにならず、「ちくしょう!ちくしょう!」と、歯をくいしばっている。
勘三郎さんの気持ちが、痛いほどわかる。
涙が止まらない。
勘三郎さんも頑張った。
私も必ず、復帰する。
17日の長野県のコンサートは、ぜったい演奏する。
 
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12月16日 長野県茅野市

今日は車に乗せてもらって、長野県茅野市まで来た。
明日は午後2時半から茅野市民館のコンサートがある。
明日のコンサートで、必ず演奏復帰することを目指してきた。
でも心配なことはたくさんある。
右の太ももが痩せて骨と皮だけになってしまい、
痛くて三味線を構えていられない。
昨日まではほとんど寝ていた、体力はもつのか。
一ヶ月近く三味線を弾いていないのに、演奏で
お客さまを喜ばせることは出来るのか?。
いろいろ考えてしまう。
せっかく早くホテルのベッドに入ったのに、なかなか寝つかれない。
ホテルの窓から、青白い月に照らされた白い八ヶ岳が、うっすらと見えてる。
 
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12月17日 茅野市民館

目が覚めると、白銀の八ヶ岳が朝日に光っている。
寝不足なのに、だるさは無い。
なにか澄みきった心地だ。
今日は大丈夫。きっといい演奏が出来る。
会場入り、サウンドチェック。
梅津さん多田さん、吉見さん。ミュージシャンの面々。
顔を見るだけで嬉しくなる。
田根さんが楽屋にシナモンアップルパンケーキを出前でとってくれた。
こんな美味しいもの、今まで食べたことないと思った。
お弟子さんが右足のつけねにタオルを巻いて、
その上から腹巻きでとめてくれた。
これで三味線をかかえても痛みは感じない。
よし!
茅野市民館は緞帳が無い。
松葉杖で舞台に登場。
津軽音頭のソロが一番緊張した。
三味線を乗せているのが、自分の太ももじゃなくて
タオルと腹巻きだから、安定が悪い。
三味線を、演奏の途中で落としてしまうんじゃないかと、恐怖との戦い。
津軽音頭、無事に弾き終えた。
やった!
あとは演奏、お話し、お客さまとのやり取りに集中する。
いいお客さん方。
本当にありがたい。
生きる力を少しでもお客さまに与えたいと思っていたのに。
生きる力をもらったのは自分の方だった。
立って歩ける。
食べれる。
三味線が弾ける。
あたりまえのことが、あたりまえのように出来る。
そのことがどんなにありがたく、幸せなことか。
ありがたい。
本当にありがたい。
 
 
右足闘病記 完

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コメント

こんにちは。
具合はいかがですか?

私も昨年の夏から、突然に訪れるめまいに悩まされています。
病院に行って検査しても脳や心臓に異常がないので、相手にされません。
多分、肩こりが原因なのです。
マッサージや接骨院に行っても凝っている部分を揉むだけで、原因を改善してくれません。

ひどい時には、眠ろうと横になってもめまいがして眠る事もできずとても辛かったです。
息子と二人暮しなので、ずっと横になっている訳にもいかず息子の世話をしているのに、起きられない時には息子に家事を手伝ってもらっています。

車の運転中にもめまいが襲ってくるので、怖くてあまり車にも乗らなくなっていたのですが、弦まつりにみんなを乗せて高速道路を運転しました。
途中、何度かクラっときてどきどきしましたが、無事に帰ってこられ本当にホッとしました。
みんなを天国に連れて行ってしまわなくて良かったと・・・
それから、怖くて遠出はしていません。

早く元気にならなくちゃ、仕事も探さなくちゃと気ばかりあせります。
でも、体はつきてきてくれないのですよね・・・
息子にマッサージをしてもらい、凝りをほぐす最近はだいぶ良くなりましたが、まだしばらく時間がかかりそうです。

お気持ち良くわかります。
頑張っても良くならず、もどかしいと思いますが頑張って下さい!

ご病気が痛風でしたら、下記に記載した事が予防になるようです。
ご存知でしたらごめんなさい。
また、演奏をお聞きできる日を楽しみにしています。

精神的ストレスや水分摂取の不足も発症の引きがねとなる。
水分を多く摂取し、緑茶・紅茶・コーヒーなどで利尿効果を高める。
低塩分、低カロリーな食事、カリウムを多く含む食品の摂取。
アメリカでは尿酸値を下げる効果と痛風発作の痛みを緩和する効果があるといわれるアメリカン・チェリーは、アントシアニンなどのポリフェノール類が働いているといわれている。
スライスした生たまねぎを半分から一個分、水にさらさずに食べることにより、発作時の劇的な痛みを軽減し、また痛みの続く期間を短くするという説がある。
また、日常的に摂取することにより、発作を抑え、痛風体質の改善にも高い効果があると言われている。これは、たまねぎに多く含まれているクェルセチンの炎症抑制効果と、尿酸の増加を抑制する効果のためではないかと言われている。ただし、生のたまねぎの摂取は、体質によって胃が痛むなどの副作用もあり、この点には注意が必要である。

投稿: まーくんのまま | 2012年1月20日 (金) 09時10分

まーくんのままさん、
コメントありがとうございました。
また治療法を教えていただき、ありがとうございます。

本当につらいですよね。
病名もわからないと、お医者さんは対処療法しかしてくれないし。
ままさんも早く治りますように、お祈りしています。
私はおかげさまで、だいぶ良くなりました。

投稿: michihiro | 2012年1月22日 (日) 15時41分

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