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2010年7月17日 (土)

『ブラヴォー!大野一雄。』

朝日カルチャーセンターでの講習の後、
大野先生のお別れ会『ブラヴォー!大野一雄の会』に行く。

会場は横浜赤レンガ倉庫そばのBankART。

ここで、むかしいろいろな舞踏のダンサーと共演した。
大野先生ともさせていただいた会場。

湾岸線が渋滞で、BanKARTに着いたのはもうお別れ会終了30分前。
それなのに会場内はすごい人。

献花するために、長い列に並ぶ。

祭壇には先生の遺影と共に、先生が稽古場で使っていらした椅子や
舞台の衣装の数々。
献花ののち、大野先生のご子息で舞踏家の大野慶人さんに、無言の
挨拶をする。

会場では、かつて私が大野先生のパフォーマンスに共演させて
いただいた時のスタッフの方々に出会う。
舞台監督の溝端さん、カメラマンの池上さん。それに釧路ジスイズの
小林さんにも出会う。

皆さんと会えて、なんか同窓会みたいに懐かしい。
聞けば、今日はすでに千名以上の方々がこの会場に集まっているそうだ。

やはり大野先生はすごい!

大野先生は私に『芸術は本当にある。』ということを目の当たりに
見せてくださった方。私の演奏家としての指針を示していただいた方。
でも今日のこのお別れ会に来て、私はまたもう1つの指針をいただいた。

私は五年前、お弟子さん達が集まる講習会で、『私はいい人になります。』
と宣言をした。
私の友人に葬儀社の経営者がいる。その友人曰く、『社会的にも地位が
あって財産があって、お金をかけた大きな葬儀でも、さみしい葬儀があるよ。
逆に地位も財産も無くて小さな葬儀でも、心暖まるいい葬儀もあるよ。
私らはその人の生前を知らなくても、葬儀にどのような人達がどのくらい
集まるかで、その人の人生が分かるんだ。』

その話しを聞いて、『死は人生の最終到達地点。その葬儀にどれだけの
心ある人達が、どれだけ集まるか?これからはそれを目指して生きよう。』
と思ったのだ。
それまでは、どんなに悪い人でも嫌な人でも関係ない、三味線の演奏さえ
よければそれでいいんじゃないか。そう思っていた。
でもそのままいったら私の葬儀は、きっとさみしいものになってしまう。

今日の大野先生のお別れ会は、まさしく心ある方々が千名以上も集まった、
心暖まる素晴らしい葬儀だった。
私も、たとえ一人でも二人でもいいから心ある人が集まる、心暖まる葬儀が
出来るように、これからの日々を生きていかなければ。


071700

本当にありがとうございました。大野先生。

『ブラヴォー!大野一雄。』

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