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2006年7月 2日 (日)

「一期一会」

今日は九州久留米から電車で20分、大刀洗町のドリームホールで演奏です。
前日久留米のホテルに泊まり、西鉄電車に乗り大刀洗町に向かいます。
途中単線の線路を二両編成の電車は、ゆっくりゆっくり左右に揺れながら、平坦な
田園の中を行きます。

ドリームホールでは満員のお客様。
今日は大刀洗町の、人権問題についてのイベントのひとつとしての公演です。

私と通芳の二人で2時間20分、お話しと演奏をさせていただきました。
「人に非ず」とされていた、昔の津軽の芸人達の悲哀を。私の経験と先輩達から
聞いたことから、お話しをいたしました。国や思想信条、宗教や職業人種、
肌の色の違いなどから起こる差別や偏見が、世界中から無くなりますように、
ただただ祈るばかりです。

今日のような、地方の県や市町村のお仕事のほとんどは、一度行けば一度限りです。
まれに二度三度と呼んで下さる所もありますが。地方公共団体の公共性から、同じ人は二度とは呼べないのです。だから、一期一会なのです。
今日、駅まで迎えに来て下さった町の職員の方も、楽屋に挨拶に来て下さった町長さんも。演奏させていただいたこのホールも、揺れながら乗った電車も、みんな一期一会。
もう二度と一生会えないかもしれないのです。

そんなことを考えていると、縁というものは不思議で、そして大切な、いとおしいもののように思えてきました。

終演後、福岡に向かう西鉄電車に乗りました。
福岡に着くまでの間、窓の外を流れ行く風景を目に焼き付けるように、見つめていました。
明日は札幌に向かいます。

通弘 http://www.tsugaru-michihiro.com

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