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2006年6月27日 (火)

「目には見えないもの」

 25日の日曜日に私の住まいである酒々井町の新しい会館で、初めて演奏させて
いただきました。私の家から、歩いても15分くらいの「プリミエール酒々井」です。
東京からスタッフの方々が車で迎えに来ていただきましたが、荷物だけ運んでもらい、私は家から歩いて会館までまいりました。自宅から歩いて演奏する会場まで行くなんて、もしかしたら私にとって初めてのことかもしれません。

 かれこれ20年近く前から、私の演奏を観に来て下さるお客様がいらっしゃいます。
主催者より、埼玉県にお住まいの方で入場券を買って下さった方がいる、ということを聞き、もしかしたら私はいつも応援してくださるあのお客様だ!!と直感いたしました。

JR酒々井駅から酒々井町の会館までは歩くと15分以上かかり、しかもなだらかな登り坂になっています。駅前にはタクシーはおりません。お年を召したあの方にとって、駅から会館まで歩くことは、とてもきついと思いました。しかし迎えに行くとしても、酒々井に来るのにはJR線と京成線の二つの方法があります。また何時の電車でいらっしゃるのかも分かりません。
私は、あの方が今までの長い歳月、いろいろな演奏会場に見に来て下さったこと。四季おりおりの品物やお手紙を送って下さったことなどを、思い出していました。するとなぜか、「JR線の12時23分着の快速電車に乗っていらっしゃる」というような気がしてならなくなってきたのです。
思いきってリハーサルが終わった後、スタッフと一緒に酒々井駅に行ってみました。すると12時23分着の快速電車から、あの方は降りていらしたのです。その時私の心の中が、何か暖かいもので満たされていくような感じがしました。そして私の心は「ありがとうございます。ありがとうございます。」と言っていました。

そして今日の舞台もまた、一生懸命つとめさせていただきました。

Dvc10008

いつも応援してくださる皆さま本当にありがとうございます。

通弘

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